欧州が大変な状況が続いております。すでにギリシャの短期国債の金利は100%を超えて
います。2年保有すると倍になるという恐ろしい状況にあります。
これはどいうことかといいますと、それだけ誰も買い手がいないということなんです。
昨年の今頃は何とかなるといった雰囲気も少し残っていましたが、今ではギリシャの破綻は
決定事項として考えられています。問題はそのあとなんですよね。
イタリアやスペインが去年のギリシャ、ポルトガルと同じ状況にあります。
もし、来年の半ばごろにさらに破綻リスクが高まればユーロそのものが崩壊することになる
のかもしれません。いずれにしましても中長期の投資は厳禁ですね。
しかも、緊縮財政を押し付けられているのでギリシャなんか失業率30%前後あります。
働く人が少なくなって、社会保障費がさらに上昇し、税収が下がるなかで税収をあげるため
に増税するという、クレイジーとしか言いようが無い状態にあります。
税収をあげても、上述したことが繰り返されるだけなのでギリシャ経済は良くなるどころか、
さらに悪化することになります。こうしたことを見込んで売りで大儲けしている奴らがいます。
欧州経済がこうなるというストーリーを描いた奴がいるから、こうなっているということを忘れ
てはなりません。状況はさらに悪化することになるでしょう。
PR