値動きの荒いeワラントで、安定的に利益をあげられるようになること
自体は非常に喜ばしいことですが、利益をあげられるようになったら
なったで税金のことも考えなければなりません。
eワラントで得た利益は、給与所得と合算されて課税対象となるので、
副業的にeワラントを取引されている方は必ず確定申告が必要です。
ちなみに給与所得の方は、お勤めされている会社側で源泉徴収を行
なっているはずなので、eワラントの利益に対する確定申告を自分で
行なわなければなりませんので、面倒でも確実に行なってください。
そして、反対にeワラントで損失を被った場合も同様に注意しなければ
ならない点があります。残念ながら「利益が出ていないからいいや」と
のんびり構えていることができないのです。
上述した例であれば、お勤めされているので、この場合当然のことな
がら給与所得があるわけですが、給与以外の雑所得がありません。
こうした状況下でeワラントを仮に満期まで保有したにも関わらず最終
的に権利行使しなかった場合は、仮に雑所得がマイナスとなってしま
っても税金が還付されないのです。
ですので、もし満期日が迫っている状況下で権利行使することが難し
いのであれば、そのままeワラントを保有するのは得策ではないです。
かえって、損切りすることでマイナスが生じる方が総合課税の対象と
なりますので、総所得からeワラントのマイナス分が差し引かれます
ので、納税額が少なくなる可能性が高いです。
年間を通じての利益が数十万円程度であれば問題ないですが、年間
の給与所得を上回るようになれば、税金に関するプロフェッショナルに
相談されることをおススメします。
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