カバードワラントは金融機関等がすでに発行済で流通している特定の企業の株式を
対象にし、
その株式を買ったり、売ったりする権利を証券にした金融商品です。
ですので、カバードワラントは
株のような有価証券を売買するのではありませんので、
カバードワラントはいわゆる
オプションといわれる金融商品の一種です。
カバードワラントは予め決められた価格以上に
株価が値上がりすると思えば将来その
株式を、その決めた価格で買う権利を買うことになります。
そして、実際に決めた価格以上に値上がりした時に、あらかじめ決めておいた価格で
買って市場で売れば、その差額は利益となります。
例えば、A社の株式があると仮定して、今株価が50円で、これに対して将来値上がり
すると思ったため、株価70円で買う権利を10円で買ったします。
そして、その後に値上がりし、80円になったとすると買う権利を使って50円で買った株
を80円で市場に売ることができるのです。
その結果、利益である30円から買う権利の10円を引き20円を利益として手にすること
ができるわけです。こうした場合は、買う権利自体の価格も購入先の
銘柄の株価に対
する将来性に応じて変わることとなります。
ですので、株価が100円以上の値上がりの可能性が高くなれば、当然市場での評価
も高まりますので、買う権利も高まります。
こうしたことから
カバードワラントとは、個別の銘柄を売買する権利自体を
証券にした
商品で、実際の売買ではこれをさらに小口化して提供しています。
カバードワラントには、実際の母体となる株価の動きよりも権利の値動きの方が激し
くなる
ハイリスクハイリターン型の商品という特徴があります。
また、別の味方をすれば「カバードワラント」は金融工学を応用して作り出された仮想
の権利証券で、カッコ良くいえば、オプション理論を盛り込んだ投資商品といえます。
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