ギリシャでまたまた市民による暴動がおきました。
原因はEUとIMFから追加融資を受けるための条件として緊縮財政を余儀なくされたため
でして、市民はこれを不服として、暴動を起こしたわけです。
昨年の起こったデモでは、ギリシャの財務省のトップがデモに参加するという前代未聞
の行動に世界から失笑を買うことになったわけですが、何でもありなんですね。
ギリシャがユーロを地獄のそこに突き落とす可能性が高いので、為替eワラントを取引され
ているのであれば、ギリシャの動向を無視して取引するのは危険すぎます。
日本ではあまり報道されていませんが、欧米の市場では、過剰なまでに反応しているので
ギリシャを取り巻く環境の変化を見逃すと大きな痛手を被りかねませんので要注意です。
「転載開始：読売新聞」
『ギリシャ財政支援に暗雲、首相の大連立策が不調』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110616-00000341-yom-int
財政危機に直面するギリシャで、２０１５年までに約２８０億ユーロ（３兆２２００億円）の赤字
削減を目指す緊縮政策を巡って政局が混迷。
パパンドレウ首相は１５日、自らの辞任と引き換えに最大野党に大連立を持ちかけたが不調
に終わった。緊縮策は欧州連合（ＥＵ）と国際通貨基金（ＩＭＦ）による支援の前提となるもので、
議会通過に失敗すれば欧州の新たな金融危機に発展する可能性もある。
与党・全ギリシャ社会主義運動を率いるパパンドレウ首相は１５日、中道右派の最大野党との
連立交渉に失敗後テレビ演説し、１６日に内閣を改造し近く議会で信任投票を行うと表明した。
ギリシャは昨年、緊縮策実施を条件にＥＵとＩＭＦから総額１１００億ユーロの緊急融資を受ける
ことになった。融資を受けるためには、一層の増税や公務員削減を盛り込む緊縮策を６月中に
導入する必要に迫られているが、１５日には全土でゼネストが行われるなど反対運動が激化
している。議会でも与党は、過半数をわずか数議席上回る状態だ。
「転載終了」
一日も早くギリシャが平和なときを迎えられることを願うばかりです。
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